2008年07月22日

CALRO VALENTINO

 私の父はいろいろな事業をしてきましたが、10年ぐらい前は、「商標登録」というので、結構利益をあげたらしいのです。

 どんな具合かというと…

「マン○ング・ウエア」という、ペンギンのマークがついたゴルフ・ウェアがありますが、あのペンギンが三匹ついたロゴを作って、

「ペンギンズ・クラブ」

 とか、

 ロゴのついたベレー帽などが人気になった、オーストラリアにいる有袋類の動物をとって「カン○ール」というブランドがありましたが、それとよく似た動物のロゴを作って

「ワラビー」

 とか。

 こういうのを特許庁に申請して許可が下りると、「登録商標」として、商標権料が入るのです。

 ものによっては、年間3000万円ぐらい入るのもあったそうです。しかも、そのうちいくつかは、今も生きています。

 先週、実家に行ったら、その「書き換えを手伝って」といわれました。
 商標を見ましたら、「CALRO VALENTINO」とありました。

 ヴァレンチノ、って、たくさん名前があるからその親戚の一人かもしれませんが…。

 問題は、CALROの綴りは、正しくはCARLOだということです。

 日本のあちこちには、変な英語の綴りがあふれていますが、我が家もそのうちの一つを作りだしていたようです。
 
 そして、そんな稼ぎでご飯を食べさせてもらって、大きくなりました。

 私が「CALRO の綴りが違うよ」と指摘したら、案の定、「買った方だって一度もわからなかった。それで3000万円生まれるんだ」と、一蹴されました。

 そして、その手紙を取引先に送るための手紙(手書き)をハウス・キーパーさんに書かせながら、
「お慶び申し上げます」の「慶」という字は、左側があいてるんだ。まったく田舎もんなんだから」
 と彼女に言いはなっておりました。

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2008年07月19日

新・父の詫び状

昨日、用事があって実家の近くに行きました。
 帰りに、ふと、実家に寄ってみました。
 私が実家でパソコンを使わせてもらっている間に、父は車で川原に犬の散歩をさせに行って、帰ってきました。

 帰ってくるなり、父
「今、やっていたのは何だろう、小説を読んでいるような感じだった」。
 カーナビだとテレビの音声しか聞こえないので、どんな番組かわからなかったようです。
 新聞のテレビ欄を調べてみて、
「ああ、これだこれだ」
 それは、NHKアーカイブス(つまり、昔放映された番組)のドラマ、向田邦子原作の『父の詫び状』でした。

「これ、ドラマなんだろう? 映画じゃないからDVDは売ってないだろう?」
 どうやら、続きが見たいほど気になるらしい。
「物語は『水戸黄門』ぐらい単純じゃないと嫌い」
 という父にしてはめずらしい。

「なんか、俺みたいだなーと思ってさ」
 と、父が言い出したのです。断っておきますが、私からなにかふったわけではありません。
「取引先の前ではぺこしていて、家族の前ではいばってるんだな。なんだか、やだなーと思った」
 というのです。
 ドラマがいやだったのか、そんな自分がいやだったのかは、よくわかりません。
 いやだったのになんの続きが気になったのかもわかりません。

 自分で読もうと思って、アマゾンで『父の詫び状』を注文しました。
 父のために、DVDを探しましたが、VHSだけで、在庫切れでした。

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